FP2級試験の試験日はいつ?試験概要や申し込み方法を解説
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FP3級試験に合格した人やFP業務に携わっている人などで、FP2級試験にチャレンジしたいと考えている人は少なくないでしょう。
FP2級はFP3級と比べると難易度が大きく上昇し、きちんと対策を行わなければ不合格になってしまう可能性があります。また、FP2級とFP3級において、試験日や申し込み方法に違いはあるのでしょうか。
本記事では、2023年度におけるFP2級試験の試験日・スケジュールや申し込み方法、試験概要、勉強方法などをわかりやすく解説します。FP2級試験に挑戦しようと考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
2023年度 FP2級試験スケジュール
2023年度FP2級試験は、下記の通り年に3回実施されます。なお、きんざいと日本FP協会どちらもスケジュールは変わりません。
試験日 | 受検申込期間 | 受検票発送日 | 合格発表 | 法令基準日 | |
---|---|---|---|---|---|
第1回 | 2023年5月28日(日) | 3/17(金) ~4/7(金) |
2023年5月11日(木) | 7月4日(火) | 2022年10月1日 |
第2回 | 2023年9月10日(日) | 7/5(水) ~7/25(火) |
2023年8月24日(木) | 10月20日(金) | 2023年4月1日 |
第3回 | 2024年1月28日(日) | 11/14(火) ~12/5(火) |
2024年1月11日(木) | 3月8日(金) | 2023年10月1日 |
FP2級の試験日や受検申込期間などはFP3級と同様です。ただし、実技の試験時間は異なるので注意が必要です。
試験時間 | 学科 | 実技 |
FP3級 | 120分 | 60分 |
FP2級 | 120分 | 90分 |
2023年度の第1回FP2級試験は既に終了しています。そのため、これからFP2級試験を受検しようと考えている人は、第2回もしくは第3回に申し込みを行う必要があります。なお、試験内容は原則として法令基準日を基にして作成されます。
合否結果の通知書は、合格発表日から約2週間後までに普通郵便で発送されます。時間が経っても、合否通知がない場合には事務局に問い合わせを行いましょう。
なお、学科試験と実技試験の両方に合格した人には合格証書が発行されます。また、学科試験もしくは実技試験のどちらか一方に合格した人には一部合格証が発行されます。
なお、FP3級試験(きんざいのみ)は2023年度11月~2月においてCBT(Computer Based Testing)方式での試験も並行して実施されます。また、2024年度からは、きんざいと日本FP協会ともにFP3級試験は完全にCBT方式へ移行する予定とされています。しかし、FP2級試験については、2024年度からもこれまで通り筆記試験で実施されます。
FP2級の申し込み方法
FP2級試験の申し込みは、基本的にFP3級試験と同様です。
しかし、実務経験が一定以上ある人などは、FP3級試験を受けずにFP2級試験から受検ができます。
そのため、FP3級試験を受けなかった人は、勉強を開始する前にFP2級試験の申し込み方法を理解しておくことが大切です。
また、FP3級試験を受検した後にFP2級試験を受検する人も、変更されている部分がある可能性もあるので、再度申し込み方法を確認しておきましょう。
ここでは、FP2級試験の申し込み方法をきんざいと日本FP協会に分けて詳しく紹介します。
きんざい
▶インターネットから申し込む方法
「インターネット」から申し込みを行う場合の手順は以下の通りです。なお、個人で受検することを前提に解説しています。
- きんざいホームページの「インターネット受検申請受付システム」のページにアクセスする。
- 「受検申請(ユーザーログイン)」をクリックする。
- 「個人ID」または「メールアドレス」と、「個人ログイン用パスワード」を入力してシステムにログインする。
- 「FP技能検定 受検申請」をクリックする。
- 受検申請に関する注意事項を確認する。
- 個人申請を選択する。
- 受検科目・免除申請・受検地をそれぞれ選択する。
- 受検資格があるかどうかを確認する。
- 受検書類等送付先を入力する。
- 支払方法(クレジットカードもしくはコンビニ払い)を選択する。
- 受検手数料の支払いを終えたら申請は完了。
初めてシステムにログインする人は、新規登録より個人情報を入力してID・パスワードを発行する必要があります。また、受検申込期間内でなければ、受検申請を行うことはできません。
さらに、支払方法でコンビニ払いを選択した場合は仮申請になります。期限(受検申請受付期間最終日の翌々日の23:59)までに受検手数料の支払いが行われなければ、申請はキャンセルされるため注意が必要です。
▶郵送で申し込む方法
「郵送」で申し込みを行う場合の手順は下記の通りです。
- きんざいの「受検手続について」のページにアクセスする。
- 「郵送申込」の箇所から「受検申請書のダウンロード」のボタンをクリックする。
- 受検申請書のダウンロードができたら印刷する。
- すべての太枠内の必要項目を記載する。
- 受検手数料の振り込みを行う。
- 受検申請書と振込金受取書または支払明細書(コピー可)を同封して事務局宛てに郵送して申請は完了。
受験申請書をダウンロードしたときに、申請案内も一緒に含まれます。案内に従って受検申請書を作成するのがおすすめです。
また、郵送の場合、締切日(消印有効)までに間に合わないと、申し込みができません。受検申込期間をきちんと把握したうえで、時間に余裕を持って郵送するようにしましょう。
日本FP協会
日本FP協会の場合も、きんざいの場合と同様で「インターネット」と「郵送」の2つの方法から選んで申し込みができます。 インターネットで申し込みを行う場合の手順は下記の通りです。なお、きんざいと同様で個人で受検することを前提に解説しています。
▶インターネットから申し込む方法
- 日本FP協会ホームページの「2級FP技能検定 申請・照会・変更」ページにアクセスする
- 「個人受検者として申請する」のボタンをクリックする。
- 画面に従って必要事項を入力する。
- 受検手数料の支払方法(クレジットカードもしくはコンビニ払い)を選択する。
- 仮受付のメールが届く。
- 支払方法に従って受検手数料を支払う。
- 日本FP協会から「支払完了」のメールが届いたら申請は完了。
なお、クレジットカード払いの場合は受検申請締切日の17時30分まで、コンビニ払いの場合は受検申請締切日の2日後までに支払いを済ませる必要があります。
▶郵送で申し込む方法
一方、「郵送」で申し込む場合の手順は下記の通りです。
- 受検申請書(試験要綱)を指定の方法(後述する)で入手する
- 受検申請書に不備がないよう必要事項を記載する。
- 受検手数料を振り込む。
- 受検申請書に支払明細書(コピー可)を貼付します。
- 受検申請書送付専用封筒に申請書を入れる。
- 郵便局の窓口で「簡易書留」で事務局に送付する。
申請書の入手方法は、下記の2通りがあります。なお、どちらも配布期間が決まっているため、きちんと確認することが重要です。
● 試験事務課より郵送
● 日本FP協会認定教育機関で直接入手(送付は不可)
日本FP協会認定教育機関の配布場所で申請書を入手する場合、在庫に限りがあるので、配布期間に入ったら早めに取りに行くのを推奨します。また、日本FP協会で郵送申請する場合、受験申請書の送付方法は「簡易書留」と決まっているため注意が必要です。
このように郵送申請は時間や手間がかかるので、できる限りインターネットで申請を済ませるのがおすすめです。
FP2級の試験対策と勉強方法・スケジュール
2023年度のFP2級試験は年に3回のみ実施されます。一発合格できない場合、次回の試験までに時間が空き、学習のモチベーションが低下してしまう恐れがあります。
ここでは、FP2級の学習方法や勉強スケジュールについて詳しく紹介します。
FP2級試験の合格に必要な勉強時間
FP2級試験の合格に必要な勉強時間は約100~300時間です。ただし、FP3級を取得しているかどうかや、FP業務に従事したことがあるかどうかで、勉強時間は大きく異なります。
▶FP3級試験に合格しておらず、FP業務に従事したことのない人の場合 FP2級試験の受検資格を取得するために約100時間の勉強時間が必要です。その後、FP2級の勉強を始めるため、さらに約200時間の勉強時間が必要になります。 ▶FP3級を取得しているなど、FP2級試験の受検資格を既に保有している人の場合 約200~300時間の勉強時間が必要です。たとえば、FP3級に合格してから時間が経っている人だと、知識が抜けてしまったり、新制度の学習が必要になったりします。そのため、FP3級を取得した人は、早めにFP2級試験に挑戦するのがおすすめです。 ▶FP2級試験の受検資格を持っており、FP業務に従事している人の場合 約100~200時間の勉強時間で十分かもしれません。ただし、FP2級の試験範囲は多岐に渡るので、普段の業務で触れない部分を重点的に勉強する必要があります。 このように、FP2級試験の合格に必要な勉強時間は経験によって大きく異なります。そのため、自分にはどのくらいの学習時間が必要かを見積もったうえで、勉強を開始するのがおすすめです。 |
FP2級に受かるためにおすすめの勉強方法・スケジュール
FP2級試験に受かるための勉強方法には、主に独学とスクールがあります。FP2級試験ではFP3級試験と比べて専門的な知識が問われるので、難易度が上がります。そのため、内容が難しく途中で挫折してしまう人もいるかもしれません。
▶スクールに通う場合 一般的に講師が付き添ってくれるので、モチベーションを維持しながら勉強することができます。しかし、自分のペースで学習できなかったり、高額の費用がかかったりするというデメリットもあります。 ▶独学の場合 講師の助けは基本的に受けられませんが、費用を大きく抑えられます。また、学業や仕事などと両立しながらでも勉強が可能です。そのため、まずは独学で学習してみてから、スクールに通うかどうかを検討してみましょう。 |
<学科試験>
FP2級の学科試験はFP3級とほとんど試験範囲が変わりません。しかし、FP3級では○×問題と3択問題でしたが、FP2級では4択問題になります。また、内容も深いレベルまで問われます。
<実技試験>
FP2級の実技試験はきんざいと日本FP協会で、受検内容が変わるので注意が必要です。
また、FP3級ではすべて選択式でしたが、FP2級では計算問題など記述問題も出題されます。
<ポイント>
独学で勉強する場合、試験制度をきちんと確認し、実技試験でどの科目を選択するのか先に決めておくことが大切です。FP2級もFP3級と同様で、過去問と似た問題が多く出題されます。そのため、過去問対策が合格への近道です。
スケジュール
勉強スケジュールを立てるうえでは、自分が1日・1週間・1カ月でどれだけの時間を確保できるかを考えてみることが大切です。
たとえば、300時間の勉強時間が必要と見積もった場合は、1日に2時間の学習時間を確保できれば、5カ月で合格できる計算になります。
FP2級の勉強におすすめのテキスト3選
FP2級はFP3級のように過去問を解くだけでは通用しない場合もあります。
そのため、自分にあったテキストを用意して、内容をきちんと理解することが大切です。ここでは、FP2級の勉強におすすめのテキストを3つ紹介します。
タイトル | リンク | おすすめのポイント |
---|---|---|
みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2023-2024年 [FP技能士 2級 学科・実技に対応 動画&スマホ学習対応] | Amazon 楽天市場 Yahoo |
・初学者向けにシンプルでわかりやすく解説されているため理解がしやすい ・FP2級の試験内容をじっくり学習したい人におすすめ |
イメージで攻略 わかる!受かる!!FP2級AFP テキスト&問題集 2023-2024年版(’23年9月、‘24年1月、5月試験対応) | Amazon 楽天市場 Yahoo |
・テキストと問題集が一つになっているので一冊で試験対策ができる ・時間の余裕がないため効率よく勉強したい人におすすめ |
FP2級・AFP合格のトリセツ 速習テキスト 2023-24年版【オールカラー/各章無料講義動画/完全リンク問題集有/法改正対応】 | Amazon 楽天市場 Yahoo |
・講義動画が付いているので理解を深めやすい ・モチベーションを維持しながら楽しく学習したい人におすすめ |
みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2023-2024年
- 重要ポイントをまとめた「板書」により時間ないときでも効率よく学習が可能
- 例題問題で覚えた知識をすぐにアウトプットして知識を定着させられる
- スマホと赤シートにも対応しているので場所を問わず勉強できる
イメージで攻略 わかる!受かる!!FP2級AFP テキスト&問題集
- テキストと問題集が一つになっているので一冊で合格を目指せる
- イラストと図表により難しい内容も理解がしやすい
- 講義動画を見て理解を深めることも可能
FP2級・AFP合格のトリセツ 速習テキスト 2023-24年版
- FP試験合格後の姿をイメージしながら学習できる
- 内容は要約されているので効率よく勉強が可能
- 講義動画や過去問チャレンジがあるため自分にあわせて学習できる
まとめ
2023年度のFP2級試験は年3回実施されます。試験日は2023年5月・9月、2024年1月です。
なお、2024年度よりFP3級試験はCBT方式に完全移行することが発表されていますが、FP2級試験はこれまでと同様の形式で今後も行われます。
FP2級試験は、きんざいと日本FP協会ともに「インターネット」と「郵送」で申し込みができます。郵送の場合、申請書の準備や受検手数料の振り込みなどに時間や手間がかかります。そのため、できる限りインターネットで申し込みを行うのがおすすめです。
FP2級はFP3級よりも難易度が大きく上がりますが、独学で合格を目指すこともできます。内容をきちんと理解するために自分にあったテキストを用意することが大切です。
また、過去問と同様の問題も出題されるので、過去問対策は必ず行いましょう。